八代目春風亭柳橋を今秋柏枝が襲名へ

[ 2008年7月29日 06:00 ]

 いぶし銀の芸で知られる大名跡・春風亭柳橋の八代目を七代目の一番弟子・柏枝(52)が今秋襲名することになり28日、丸の内・東京会館で発表された。六代目柳橋は1930年に柳家金語楼とともに落語芸術協会を興した東京落語界のドン。七代目も枯淡の芸風で知られ代々が大看板という大名跡。同協会では今春、六代目古今亭今輔の大名跡が復活。二枚看板の復活で東京落語界の活性化へ拍車を掛ける方針だ。

 会見で桂歌丸会長は「4年ぶりの大名跡の復活。新しい柳橋像を築いてほしい」と期待の弁。新柳橋は「いろんな師匠に学べと指導を受けたことを感謝しています」と語った。9月7日に同会館で披露パーティー、披露興行は同21日から新宿・末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立演芸場の順に各10日間ずつ行われる。

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