LOUDNESSリーダーが肝細胞がん

[ 2008年4月15日 06:00 ]

 世界的な人気をほこるロックバンド「LOUDNESS(ラウドネス)」のリーダーでドラムスの樋口宗孝(49)が14日、肝細胞がんのため都内の病院に入院していることを公表した。

 所属事務所によると「必ず病気を治して音楽活動に復帰するという本人の強い気持ち」から公式ホームページ(HP)での公表に踏み切ったという。3月に受診した人間ドックで異常が見つかり、今月7日に精密検査を受けたところ肝細胞がんであると診断。そのまま入院した。
 HPにはギタリストの高崎晃(47)がバンドを代表して「今回ドラムスの樋口宗孝が病気療養に専念しますが、癌(がん)を克服し、1日も早く元気な姿でLOUDNESSに戻ってくることを心から祈っています」と記している。22日から3都市で行われるライブツアーは、代役を立てて予定通り行う。
 ラウドネスは81年、樋口と高崎、ボーカルの二井原実(48)とベースの山下昌良(46)で結成。86年には「ライトニング・ストライクス」が米ビルボードチャートで64位に入り「米国で唯一大成功を収めた日本のロックバンド」と称された。

 ◆樋口 宗孝(ひぐち・むねたか)1958年(昭33)12月24日、奈良市生まれ。高校卒業後、アイドルバンド「レイジー」を結成、デイビーの愛称で人気に。78年発売の「赤頭巾ちゃんご用心」が大ヒット。解散後の81年にラウドネス結成。85年には「サンダー・イン・ジ・イースト」で世界デビュー。浜田麻里らのプロデューサーとしても活躍。

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2008年4月15日のニュース