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日産ノート、登録車首位へ 18年販売、イメージ悪化も

[ 2018年12月28日 16:05 ]

日産自動車の「ノート e―POWER(イーパワー)」
Photo By 共同

 日産自動車の小型車「ノート」が、2018年の車名別国内新車販売台数で、軽自動車以外の自動車(登録車)として首位となる公算が高まった。日産車が首位になるのは初めて。ただ、前会長カルロス・ゴーン容疑者の逮捕や相次ぐ検査不正の発覚などが続き、企業イメージの悪化が続けば、今後の販売に影響を与えかねない。

 1〜11月の累計販売台数はノートが12万8260台で、2位のトヨタ自動車の小型ハイブリッド車「アクア」に1万台以上の差をつけている。日産によると、統計を取り始めた1968年以降、日産車が登録車のトップになったことはないといい、18年は初の首位になりそうだ。

 人気の理由は、独自のハイブリッド技術「e―POWER(イーパワー)」だ。ガソリンエンジンは発電するだけで、モーターが車を動かす。運転感覚は電気自動車(EV)と同じだが、外部電源から長時間の充電は不要だ。ガソリン給油で済むため「EVへの完全移行にまだ抵抗がある顧客の支持を得ている」(広報担当者)という。

 アクセルペダルの操作だけで加速と減速ができるのも特徴だ。販売店だけでなく、ショッピングセンターなどで多くの試乗機会を設け、積極的に売り込んできた。

 ただ、今月21日に会社法違反(特別背任)の疑いでゴーン容疑者が再逮捕され、先行きに暗い影を落とす。燃費測定やブレーキ性能の検査でも不正は相次ぎ、リコール(無料の回収・修理)に発展した。企業統治の強化や生産体制の見直しが大きな課題となっている。

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