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「ミライ」初の一部改良 歩行者検知の自動ブレーキ

[ 2018年10月30日 21:20 ]

トヨタ自動車が一部改良して発売した燃料電池車「MIRAI」
Photo By 共同

 トヨタ自動車は30日、燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を初めて一部改良して発売した。自動ブレーキの性能を高め、歩行者や自転車も検知できるようにした。改良前は車両にしか対応していなかった。アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を防ぐ機能も標準装備して安全性を高めた。

 先行車の発進を運転手にブザーなどで知らせたり、標識を運転席前方のディスプレーに表示したりする機能も追加している。希望小売価格は727万4880円と3万8880円値上げした。

 トヨタは2014年12月に世界初の一般向け燃料電池車としてミライを発売した。高い車両価格や燃料の水素を補充する水素ステーション整備の遅れが普及の壁になり、今年9月末時点の国内販売は約2600台にとどまっている。

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