来年３月に自動運転新会社　トヨタ系、電動車部品も

　トヨタ自動車グループの部品大手デンソーとアイシン精機、ジェイテクト、アイシン子会社のアドヴィックス（愛知県刈谷市）の４社は２７日、自動運転技術を開発する新会社を設立する検討に入ったと正式発表した。２０１９年３月の設立を目指す。

　これとは別にデンソーとアイシンは、電動車両向けの部品開発や販売を手掛ける新会社を折半出資で１９年３月に設立する検討を始めたことも公表した。

　４社で設立する新会社の出資比率はデンソーが６５％、アイシンが２５％、アドヴィックスとジェイテクトがそれぞれ５％。電子部品やステアリングなど走行に必要な機能を統合して制御するソフトウエアを共同で開発する。

　各社の強みを集約して開発を加速し、世界の自動車メーカーに自動運転システムを売り込む態勢を整える。競合するドイツの部品大手ボッシュやコンチネンタル、米ＩＴ大手グーグルなどに対抗する。