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中国、日系3社が販売増 4月の新車台数

[ 2018年5月11日 15:21 ]

 中国での日系自動車大手4社の4月の新車販売台数が10日、出そろった。日産自動車、トヨタ自動車、マツダは前年同月を上回ったが、ホンダは下回った。販売台数が伸びた各社は好調な販売で中国事業の基盤を固め、欧州勢との競争や、電気自動車(EV)などの普及に対応する構えだ。

 日産は前年同月比18・9%増の12万5219台だった。小型セダン「シルフィ」などの人気が高かった。トヨタは9・0%増の11万7900台。マツダは7・6%増の2万4572台だった。ホンダは8・8%減の10万1027台だった。

 中国では欧州車の人気も高く、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の今年の販売台数は既に100万台規模に達した。日本勢は、最も多い日産でも1〜4月の累計が46万台余りと、差をつけられている。

 中国政府は来年から、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)といった「新エネルギー車」を一定割合で生産するよう義務付ける。日系各社は新型車の市場投入などで販売台数を確保する方針だ。

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