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マツダ社長に丸本氏 5年ぶり、成長へ若返り

[ 2018年5月11日 15:17 ]

 マツダは11日、丸本明副社長執行役員(60)が社長に昇格するトップ人事を発表した。小飼雅道社長(63)は代表権のある会長に就く。社長交代は5年ぶりで、6月26日の株主総会後に就任する。電動化やカーシェアリングの普及など自動車業界を取り巻く環境が激変する中、若返りを図り、新たな体制で成長を目指す。

 小飼氏は2013年に社長に就任した。在任中は車種の絞り込みやブランド力の強化に取り組み、世界販売台数を3割伸ばした。電気自動車(EV)の普及などをにらみ、トヨタ自動車と資本提携するなど将来への道筋を付けた。

 丸本氏は、車両開発や経営企画などの担当を歴任した。小飼氏と丸本氏は11日、広島県府中町の本社で記者会見した。

 小飼氏は丸本氏を「欧州での生産販売の統括を担当し、海外経験も多い。グローバルな変化に、先取りして先手を打ってくれる」と評価。丸本氏は「コスト削減などチャレンジングな課題に取り組みたい。スピード感を持って当たることが第一だ」と抱負を述べた。

 丸本 明氏(まるもと・あきら)慶大卒。80年東洋工業(現マツダ)。取締役などを経て13年6月から副社長執行役員。広島県出身。

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