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マツダ、200万台目指す 世界販売、米国に投資

[ 2018年4月28日 20:27 ]

 マツダは27日、2024年3月期に世界販売台数で200万台を目指すと発表した。主力の米国の販売網を強化。完成車を製造する防府工場(山口県)を8月から全ての生産ラインで昼夜2交代制とし稼働率を高めるほか、21年にはトヨタ自動車と共同で新設する米国の工場を稼働させ生産を拡大する。

 世界販売台数は、18年3月期が163万台超で過去最高だった。段階的に引き上げ、22年3月期に180万台、24年3月期に200万台とする計画だ。

 東京都内で記者会見した小飼雅道社長は「開発、生産、販売の全ての領域で将来の成長に向けた投資を行う」と指摘。今後4年間で米販売網強化に400億円、工場の設備投資などに2500億円をそれぞれ投資する計画だ。

 マツダが27日発表した18年3月期連結決算は、売上高が前期比8・1%増の3兆4740億円、純利益は19・5%増の1120億円と増収増益だった。全ての地域で販売台数が増加し、円安傾向に推移した為替も追い風になった。

 19年3月期の売上高は2・2%増の3兆5500億円を予想したが、前期に比べてやや円高になると想定し、純利益は28・6%減の800億円を見込んだ。

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