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ホンダ、純利益1兆円超 米減税追い風、販売も好調

[ 2018年4月28日 20:26 ]

 ホンダが27日発表した2018年3月期連結決算は、純利益が前期比71・8%増の1兆593億円、売上高は9・7%増の15兆3611億円だった。日本企業の純利益が1兆円を超えるのはトヨタ自動車などに続き4社目。米国の法人税率の引き下げで税負担が軽減したことに加え、自動車の世界販売が好調だった。

 米税制改革に伴う法人税率引き下げでは、税負担軽減で3461億円を純利益に上乗せした。ただ、利益の大幅な増加は一過性のものという。

 17年度の四輪車の世界販売は3・4%増の519万9千台で過去最高。中国販売が過去最高だったほか、日本国内の市場で新型の軽自動車「N―BOX」が好調だった。

 東京都内で開いた会見でホンダの倉石誠司副社長は「環境が厳しい中で当初の計画を推進できた結果だ」と語った。19年3月期は売上高が1・6%増の15兆6千億円、純利益は46・2%減の5700億円と見込んだ。

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