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VWトップにディース氏 EV強化へ経営戦略刷新

[ 2018年4月14日 23:05 ]

 ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は12日、ミュラー会長が同日付で退任し、監査役会が後任にVWの乗用車ブランドのトップを務めるヘルベルト・ディース氏(59)を指名したと発表した。排ガス規制逃れ問題でディーゼルエンジン車の信用が失墜する中、電気自動車(EV)などに軸足を移す経営戦略を実行に移すとみられる。

 ディース氏はドイツの同業BMWの取締役としてEV開発に尽力した実績が評価され、2015年にVWの取締役になった。

 ミュラー氏は15年、規制逃れ問題の発覚を受け辞任したウィンターコルン前会長の後任として、VW傘下の高級車ブランド、ポルシェの会長から昇格。一時低迷した販売を回復させ、VWを世界販売台数で首位に押し上げた。ただドイツのメディアによると、VW内部では決断力の欠如が問題視されていたという。

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