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トヨタ世界販売 4年連続で1000万台超えもVW下回る

[ 2017年4月27日 17:00 ]

 トヨタ自動車は27日、グループのダイハツ工業と日野自動車を含む2016年度(16年4月〜17年3月)の世界販売台数が、前年度比1・6%増の1025万1000台だったと発表した。4年連続で1000万台の大台を超えたが、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)を2年ぶりに下回った。

 トヨタは2年ぶりに前年実績を上回り、過去最高を更新した。ただ、市場拡大が続く中国で販売を伸ばしたVWは3・5%増の1029万9000台となり、暦年(16年1〜12月)に続き世界首位に立ったとみられる。

 トヨタの国内販売は、新型スポーツタイプ多目的車(SUV)「C―HR」などが好調で、7・0%増の228万6000台。海外は微増だった。

 トヨタ単独では、国内が9・9%増の163万6000台で、アジアや欧州も前年を上回った。主力の米国は3・2%減の241万3000台と、5年ぶりにマイナスとなった。米国で人気が高まっているピックアップトラックを増産するほか、セダン「カムリ」を刷新して巻き返す考えだ。

 同時に発表したトヨタ単独の3月の国内生産台数は、前年同月比6・7%減の30万1000台だった。

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