王者フェルスタッペン完勝でV3へ好発進 41歳アロンソが3位 角田11位で入賞逃す

[ 2023年3月6日 01:52 ]

F1第1戦バーレーンGP決勝 ( 2023年3月5日    サキール バーレーン国際サーキット=1周5・412キロ×57周 )

開幕戦を制した王者フェルスタッペン(ロイター)

 レッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)がポール・ツー・ウインで開幕戦を制し、通算36勝目をマークして総合3連覇へ好スタートを切った。同僚セルヒオ・ペレス(メキシコ)が2位に入り、昨季9年ぶりにコンストラクターズ王者となったレッドブルがワンツー・フィニッシュ。今季アストンマーチンへ移籍した41歳のフェルナンド・アロンソ(スペイン)が3位に入り、21年カタールGP以来2季ぶりに表彰台を確保した。

 フェルスタッペンはスタートから後続を引き離し、盤石のレースでバーレーンGP初勝利。2番手から出たペレスはスタートでフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)にかわされたが、最初のピットインでソフト―ソフトのタイヤ交換を選択し、26周目にルクレールをオーバーテークした。ルクレールは3番手を走行していた41周目にマシンが止まりリタイアした。アロンソは37周目にメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)、46周目にはフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)を抜く見せ場をつくり、通算99回目の表彰台をゲットした。

 アルファタウリの角田裕毅は11位にとどまり、開幕戦3年連続入賞はならなかった。14番手からスタートし、レース中盤には昨季まで同僚だったアルピーヌのピエール・ガスリー(フランス)、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボン(タイ)とバトルを繰り広げたが、最後はアルボンを抜くことができなかった。20番手から出たガスリーは11台抜きで9位に入賞した。今季アルファタウリに加入した角田の同僚ニック・デフリース(オランダ)は19番手から出て14位で完走。ウィリアムズの新人ローガン・サージェント(米国)も12位に入ったが、マクラーレンの新人オスカー・ピアストリ(オーストラリア)はマシントラブルでリタイアした。

 ▽決勝順位

 (1)フェルスタッペン(レッドブル)
 (2)ペレス(レッドブル)
 (3)アロンソ(アストンマーチン)
 (4)サインツ(フェラーリ)
 (5)ハミルトン(メルセデス)
 (6)ストロール(アストンマーチン)
 (7)ラッセル(メルセデス)
 (8)ボッタス(アルファロメオ)
 (9)ガスリー(アルピーヌ)
 (10)アルボン(ウィリアムズ)
 (11)角田裕毅(アルファタウリ)
 (12)サージェント(ウィリアムズ)
 (13)マグヌセン(ハース)
 (14)デフリース(アルファタウリ)
 (15)ヒュルケンベルク(ハース)
 (16)周冠宇(アルファロメオ)
 (17)ノリス(マクラーレン)
 リタイア オコン(アルピーヌ)
 リタイア ルクレール(フェラーリ)
 リタイア ピアストリ(マクラーレン)

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2023年3月5日のニュース