フェルスタッペンが抜群のスタートで2連勝、総合首位ガッチリ 角田は今季3度目リタイア

[ 2021年11月8日 05:52 ]

F1第18戦メキシコGP決勝 ( 2021年11月7日    メキシコシティー オートドローモ・エルマノス・ロドリゲス=1周4・304キロ×71周 )

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(AP)
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 3番手からスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が1時間38分39秒086で2戦連続今季9勝目、通算19勝目を挙げて総合首位の座をキープした。総合2位につけるメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)は2番手スタートで2位にとどまり、フェルスタッペンとは19点差に広がった。4番手から出たレッドブル・ホンダのセルヒオ・ペレス(メキシコ)が母国GPで3位に入り、表彰台を確保。4位はアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)だった。

 スタート直後の1コーナーで大混乱が起きた。抜群のスタートを切ったフェルスタッペンが大外からトップに立つ一方、ポールポジション(PP)だったメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)はマクラーレンのダニエル・リカルド(オーストラリア)に追突されてスピン。ボッタスは最後方まで後退してピットインし、7番手から出たリカルドもマシン損傷でピットインを強いられた。

 また、アルピーヌのエステバン・オコン(フランス)と衝突したアルファタウリ・ホンダの角田裕毅とハースのミック・シューマッハー(ドイツ)がマシンストップ。パワーユニット(PU)交換による降格処分で17番手スタートから上位を目指した角田は今季3度目のリタイアとなった。

 混乱直後にセーフティーカーが入ったレースは5周目の再開後からフェルスタッペンが独走し、悠々と逃げ切り。2位争いは2番手を走行していたハミルトンが30周目にタイヤ交換を行ったのに対し、ペレスは41周目にピットイン。地元観衆の大声援を受けて猛追したが、ハミルトンには届かなかった。


 ▽決勝順位

 (1)フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 (2)ハミルトン(メルセデス)

 (3)ペレス(レッドブル・ホンダ)

 (4)ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

 (5)ルクレール(フェラーリ)

 (6)サインツ(フェラーリ)

 (7)フェテル(アストンマーチン)

 (8)ライコネン(アルファロメオ)

 (9)アロンソ(アルピーヌ)

 (10)ノリス(マクラーレン)

 (11)ジョビナッツィ(アルファロメロ)

 (12)リカルド(マクラーレン)

 (13)オコン(アルピーヌ)

 (14)ストロール(アストンマーチン)

 (15)ボッタス(メルセデス)

 (16)ラッセル(ウィリアムズ)

 (17)ラティフィ(ウィリアムズ)

 (18)マゼピン(ハース)

 リタイア シューマッハー(ハース)

 リタイア 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

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