ルマンVの可夢偉「特別な感覚」F1表彰台実績ある日本人で初、豊田社長も祝福

[ 2021年8月24日 05:30 ]

自動車のルマン24時間で優勝し、喜ぶトヨタ7号車の小林
Photo By ゲッティ=共同

 伝統の自動車耐久レース、第89回ルマン24時間で日本人4人目の優勝ドライバーとなった小林可夢偉(34)が「勝者としてここにいるというのは最高の気分」と喜びを語った。22日、フランス西部ルマンのサルテ・サーキットでゴールを迎え、トヨタが小林、コンウェイ、ロペス組の7号車の優勝で4連覇を達成。小林が獲得したポールポジション(PP)からトップを守り、終盤のマシントラブルを乗り越え「決して楽ではなかった。ようやく勝てて特別な感覚だ」と振り返った。F1で表彰台の実績がある日本人ドライバーとして初のルマン優勝者となった。

 トヨタでのルマン初挑戦となった16年以降、昨年までPPを3度も獲得したが最高は2位。19年は残り1時間ほどまで首位を走りながらパンクのアクシデントに見舞われ、目前の勝利を逃した。トヨタの豊田章男社長は「やっと“忘れ物”を取ってこられましたね。おめでとう!シャンパンの抜き方を忘れないうちに勝てるクルマを準備できて本当によかった(笑い)」とユーモアを交えて祝福した。

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2021年8月24日のニュース