モナコGPへの試金石?F1第4戦アゼルバイジャンGP 最大の敵は難攻不落の市街地コースにあり

[ 2019年4月26日 12:35 ]

 自動車のF1シリーズ第4戦、アゼルバイジャン・グランプリ(GP)は26日に開幕する。

 舞台は首都・バクーの市街地サーキット。世界遺産の旧市街ときらびやかな新市街を利用した公道コースで、一周6.003キロは今季のF1において2番目に長い周回距離だ。

 サーキットの特徴は約2キロにわたるメインストレートと、唯一の追い抜きポイントとなるスタート直後の直角コーナーだ。さらに、コース中盤の8、12個目のコーナー間はタイトなカーブが連続する上に道幅も狭いことから、ドライバーの腕が試される名物区間として知られている。また、普段は公道として使われているため路面状態は良いとは言えず、ほこりやごみもドライバーにとっては厄介な存在になるだろう。

 コース攻略の最大のポイントは、メインストリートでのスピードだ。パワーユニット(PU)の性能が勝敗の鍵を握るとあって、強力なPUを持つ「メルセデス対フェラーリ」の構図は変わらないだろう。前戦までに2連勝したメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)は「フェラーリ優位」を口にしており、ここまで出遅れていた2強の一角が主役に躍り出ても不思議ではない。さらには、そのメルセデスとフェラーリからPUの供給を受けるレーシングポイントとハースの走りも注目で、これまで以上に中団争いも激化しそうだ。

 忘れてはならないのが、ホンダのPUを搭載するレッドブルとトロロッソの存在だろう。中国GPではフェルスタッペン、ピエール・ガスリー(ともにレッドブル)、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)の3人がポイントを獲得するなど、そのPUの性能に疑いの余地はない。もともと空力性能では競合と比べても遜色がなく、道幅の狭いコースを得意としていたマシンがストレートでのスピード勝負でも互角に渡り合えるようならば、ホンダにとって悲願となる「打倒2強」が見えてくる。

 本大会は市街地コースという点から、F1最大の目玉レース「モナコGP」の前哨戦と見る向きもある。幅の狭いエリアや、直線に直角コーナー。さらには、ほこりやゴミといった生活感のある“敵”も現れる。ドライバーのテクニックはもちろん、マシン本体の性能やPUなどすべてがひとつにならないと栄光を勝ち取ることのできない難攻不落のステージだ。果たして予測不可能な混沌のレースを制するのは誰か。

 世界中のモータースポーツファンが注目するアゼルバイジャンGP決勝の模様は、DAZNで28日(日)20時30分から生配信される。

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2019年4月26日のニュース