琢磨 今季初Vはポール・トゥ・ウイン「僕が勝ったレースで一番クリーン」

[ 2019年4月9日 05:30 ]

インディカー・シリーズで今季初優勝を果たし、日の丸を掲げて喜ぶ佐藤琢磨(IndyCar提供・AP)
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 NTTインディカー・シリーズ第3戦は7日、米アラバマ州バーミンガムで決勝が行われ、ポールポジションから出たレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨(42=ホンダ)が今季初勝利、シリーズ通算4勝目を挙げた。佐藤の勝利は昨年9月の第16戦以来。自身初のポール・トゥ・ウインで、総合ランキングでも3位に浮上した。

 通算8度目のポールポジションから、17のコーナーがあるロードコースを制圧した。全90周中、74周をトップ走行する圧巻のレースぶり。「チームのおかげで勝てた。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。車は最高だったよ。(2種類の)タイヤも何も心配事はなかった」と会心の笑みを浮かべた。

 「おそらく僕が勝ったレースで一番クリーンだった」というほど、危なげない勝利だった。2年前にはオーバル(だ円形)コースで行われるインディ500で速さを証明し、今回は自身4勝の中で最もテクニカルなコースを制した。進化し続ける42歳が、今度は自身初の同一シーズン2勝目を目指す。

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2019年4月9日のニュース