琢磨 リタイアで連覇ならず 46周目で痛恨接触「運が悪かった」

[ 2018年5月29日 05:30 ]

自動車 インディアナポリス500マイル=インディ500 ( 2018年5月27日    米インディアナポリス )

前方のマシンに追突する佐藤のマシン(右、AP)
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 インディカー・シリーズ第6戦で、102回目を迎えた伝統のレースは27日、インディアナポリス・モータースピードウエーで200周(1周約4キロ)の決勝が行われ、日本人唯一のドライバーで昨年優勝の佐藤琢磨(ホンダ)は序盤のクラッシュでリタイアし、32位だった。2001、02年に優勝のエリオ・カストロネベス(ブラジル、シボレー)以来となる6人目の連覇はならなかった。ウィル・パワー(オーストラリア、シボレー)が優勝した。

 2連覇はレース序盤、46周目であっけなく消えた。佐藤は前方を走る周回遅れのマシンにコーナーでコースをふさがれ、痛恨の接触。車体が大破し「凄く運が悪かったし、残念。申し訳ない。最後までレースをできなかったのは心残り」と顔をしかめた。当初は思うように出なかった速度がピット作業で改善し、前方との差を縮め始めたところでの悲劇だった。外側のマシンをかわそうとインを突くと、相手も内側に。あまりの速度差でよけきれなかった。幸いケガはなく、今後の出場に影響はない見込み。「力強く帰ってきたい」と来年の雪辱を見据えた。

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2018年5月29日のニュース