マクラーレン・ホンダ厳しい船出「競争力がない」アロンソ不満

[ 2017年3月27日 05:30 ]

走行するマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ
Photo By ゲッティ=共同

 自動車のF1シリーズ開幕戦、オーストラリア・グランプリ(GP)は26日、メルボルンで決勝が行われ、復帰3季目となるマクラーレン・ホンダは、今季から正ドライバーに昇格したストフェル・バンドーン(ベルギー)が完走車では最下位となる13位、フェルナンド・アロンソ(スペイン)は途中リタイアに終わった。2番手からスタートしたフェラーリのセバスチャン・フェテル(ドイツ)が2年ぶりとなる通算43勝目を挙げた。

 シーズン前の合同テストから問題続出だったマクラーレン・ホンダは、開幕戦でも厳しい現実を突きつけられた。12番手スタートのアロンソは入賞圏内の10位を走行中の終盤にサスペンショントラブルでリタイア。この日が25歳の誕生日だった新人のバンドーンも2周遅れの完走だった。ホンダのパワーユニットに不満を募らせてきたアロンソは「現時点ではこの車に競争力がない。僕は戦う準備はできているのに残念だ。普通のコンディションで普通のサーキットだったら、われわれは最下位と後ろから2番目だ」とバッサリ。マシンに不信を抱えたまま、2週間後の中国GP(上海)へと向かう。

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2017年3月27日のニュース