ビアンキ選手が死去 セナ以来の悲劇…昨年F1日本GPで事故

[ 2015年7月18日 12:26 ]

F1日本GP決勝での事故で亡くなったビアンキ選手

 昨年10月に三重県鈴鹿サーキットで行われた自動車のF1シリーズ、日本GPの事故で頭部を負傷したジュール・ビアンキ選手(フランス)が、フランスのニースの病院で死去した。25歳だった。18日、ビアンキ選手の家族が明らかにした。ロイター通信などが報じた。

 F1のレース中の事故でドライバーが死亡したのは、1994年サンマリノGPのアイルトン・セナ(ブラジル)以来。

 マルシャ・フェラーリに所属していたビアンキ選手はレース終盤、他の選手の事故車を撤去しようとした作業車に突っ込んだ。三重県内の病院からニースの病院に移っていた。2013年の開幕戦でデビューし、14年5月のモナコGPで記録した9位が最高成績だった。

 ビアンキ選手の家族は「ジュールは最後まで戦いました。多くのメッセージを頂き、彼が世界の人々の心の中にいたのかが分かりました」との談話を出した。(共同)

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2015年7月18日のニュース