プリウス上回る低燃費 8月にも発売、カローラのハイブリッド車
トヨタ自動車が8月にも発表する乗用車「カローラ」のハイブリッド車の燃費性能が、トヨタの主力ハイブリッド車「プリウス」を上回ることが10日、分かった。車両価格もプリウスより安くし、国内販売をてこ入れする。
プリウスの燃費はガソリン1リットル当たり32・6キロ。カローラではハイブリッドシステムの改良などで燃費をさらに向上させた。一方、トヨタの小型ハイブリッド車「アクア」の燃費35・4キロは下回る見通し。
最低価格はプリウスの217万円に対して200万円弱にし、プリウスとアクア(169万円)の間を埋める価格帯とする。ガソリンエンジン車のカローラとの比較では30万~40万円程度高くなる。
セダン型とワゴン型を設定して若者から中高年まで幅広い顧客層を狙う。国内市場向けのカローラは子会社のトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が生産している。
カローラは高級車「クラウン」とともにトヨタを代表する乗用車。長く国内販売首位を占めていたが、近年はアクアやプリウスに押されている。今年5月の販売台数は軽自動車を除く登録車の中で8位だった。現行モデルは2012年5月に全面改良している。
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