日産が19万台リコール キャラバンといすゞコモ

[ 2012年5月24日 18:58 ]

 日産自動車は24日、タイヤの回転が不安定になるなどとして、ワゴン車「キャラバン」と、いすゞ自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給した「コモ」の計約19万4434台(2001年5月~昨年7月生産)のリコールを国土交通省に届けた。

 国交省によると、前輪と車軸をつなぐ「ハブ」の内部にあるベアリングの防水が不十分で、走行中に泥水が入って破損、タイヤがスムーズに回転しなくなる恐れがある。

 マニュアル車でクラッチが切れなくなったり、エンジンの回転を発電機に伝える部品が脱落したりする欠陥もあり、04年以降、計237件のトラブルが確認されたが、事故の報告例はない。

 日産はベアリングの別の欠陥でキャラバンとコモ計約16万6千台を08年5月にリコール、改善処置をした。今回、新たに問題が判明したため対象範囲を拡大し、再びリコールを届けた。

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2012年5月24日のニュース