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井上尚弥 3日ドヘニー戦の「先」 プロモーター夢プラン 来年にもVS中谷

[ 2024年9月1日 05:00 ]

ダブル世界戦 世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ   統一王者・井上尚弥 12回戦 WBO2位 TJ・ドヘニー ( 2024年9月3日    有明アリーナ )

会見に臨む井上。左は大橋会長(撮影・村上 大輔)
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 ダブル世界戦の記者会見が31日、横浜市内のホテルで行われ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)は挑戦者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)と初めて顔を合わせた。圧勝ムードが漂う中、慢心がないことを改めて強調した上でKO防衛を予告。米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEO(92)は来年に米ラスベガスで試合を行う計画を明かし、さらには来年以降にWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(26=M・T)との日本人対決の実現も示唆した。

 井上のプロモーターを務めるアラム氏は、ドヘニー戦に勝てば、その次は年内に日本で開催する意向を明かし「私の計画としては、年内にもう一度日本で試合をして、その次は来年に米国で試合をしてもらいたいと思っている」と話した。

 「井上は世界中のボクシングの顔」と評する同氏は大リーグ・ドジャース大谷を引き合いに出し「彼がロサンゼルスで試合をするとき、たくさんの日本の方が見に来る。井上がラスベガスで試合をすればそうなるだろう」と同地の収容人数2万人を誇るT―モバイル・アリーナや、「聖地」MGMグランドでの開催の話を進めていると断言。大橋会長も「(次戦は)ほぼほぼ日本でやると思う。来年はラスベガスという線もある」と認め、相手候補はIBF、WBOともに1位のサム・グッドマン(オーストラリア)とWBA1位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の指名挑戦者2人が基本線になるとした。

 またアラム氏はWBC世界バンタム級王者の中谷潤人との対戦の可能性について「このままうまくいけば来年、井上対中谷の試合が歴史的で一番大きな日本の試合になるでしょう」とビッグマッチを予言した。

 28戦全勝21KOで“ネクストモンスター”と称される中谷も井上との将来的な対戦を熱望。今年2月に世界3階級制覇を達成し、米リング誌のパウンド・フォー・パウンドでは9位に入る。アラム氏は「それを実現するまでに全部(うまく)進んでいかないと難しい」と慎重な姿勢を見せながら大きな期待を寄せた。

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