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恒成に挑戦のジョナタン・ロドリゲス「1ラウンドからKOを狙う」 スピード警戒もパワー勝負自信

[ 2024年7月13日 14:16 ]

トリプル世界戦 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・田中恒成<12回戦>同級12位・ジョナタン・ロドリゲス ( 2024年7月20日    両国国技館 )

力強いミット打ちを披露するジョナタン・ロドリゲス
Photo By スポニチ

 WBO世界スーパーフライ級王者の田中恒成(29=畑中)に挑戦する、WBO世界同級12位ジョナタン・ロドリゲス(28=メキシコ)が13日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。

 披露したミット打ちでは力強い高速連打を披露。マルコ・ロドリゲス・トレーナーが何度も「バモス!(いいぞ)」と声を上げるなど状態の良さをアピールした。メキシコのヌエボ・レオン州モンテレイなどで約2カ月の合宿を行ってきたロドリゲスは「私はプレッシャーをかけるのがとてもうまいハードパンチャー。20日は私の夢がかなう日。必ず故郷にタイトルを持って帰る」と自信満々に話した。

 「4階級制覇した偉大なチャンピオン」と評する田中相手にも堂々の勝利宣言だ。田中の前戦、今年2月のクリスチャン・バカセグア戦を振り返り「世界初挑戦だった彼(バカセグア)と違い、私は2度目。私は経験を積んでいるし、体の強さを持っているし必ず勝つと思う」と自信満々。21年4月にはIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチで、IBF世界同級王座を9度防衛したジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)と対戦。0―3判定負けも手応え得た様子で、ロドリゲス・トレーナーも「ロドリゲスは最高のコンディション。12回フルで戦えることはアンカハス戦で証明した。体調的には問題ないしリングに上がると戦いにトランスフォームする」とにやりと笑った。

 ロドリゲスは田中を「スピードがある選手」と分析しながら「対抗策はプレッシャーをかけること。技術も体の強さも私の方が勝っている。2人の体がぶつかったとき、田中は後ろに下がると思う」と自分の土俵に持ち込む”パワー勝負”を予告した。練習を視察した畑中ジムの畑中清詞会長は「うーん、パンチ力あるのかなあ。フィジカルも強いとは感じないし」とやや困惑気味だったが、ロドリゲスは最後までパワー自慢を繰り返した。

 「1ラウンドからKOを狙い、強いプレッシャーかけて全てを出し切る。メキシカンらしくアステカ戦士のように全てを出し切ってタイトルを手にする」と「タイタン(=巨人)」の愛称を持つファイターは最後まで強気だった。

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