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“後頭部パンチ”でノーコンテストのカシメロ―赤穂亮戦が2回KO勝ちへ裁定変更

[ 2022年12月21日 21:40 ]

赤穂とカシメロ(C)NAOKI FUKUDA

 今月3日に韓国の仁川で行われたプロボクシングのスーパーバンタム級10回戦、前WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(33=フィリピン)とWBO世界スーパーバンタム級8位(当時)・赤穂亮(36=横浜光)の試合結果が「ノーコンテスト」から「カシメロの2回KO勝ち」と変更された。元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪氏(31)が代表を務めるトレジャー・ボクシング(TB)・プロモーションが21日、ツイッターで公表した。

 試合は2回、スリップ気味のダウンと判定されたカシメロが猛反撃。赤穂をストップ寸前まで追い詰める中、後頭部に数発のパンチが当たり、残り45秒では右腕が後頭部に叩きつけられたため染谷路朗レフェリーが試合を中断して赤穂を休ませた。しかし、コーナーでいすに座った赤穂は立ち上がれずに試合続行不可能と判断され、ローカル・コミッションであるKBMの・ルールで「ノーコンテスト」と発表された。この日のTBプロモーションの発表では、KBMにより裁定が変更されたという。

 赤穂は8日に自身のYouTubeチャンネルで「ノーコンテストってなりましたけど、自分としては自分の負け」と認め、カシメロのパンチで顎を骨折していたことも明かした。 

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