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4団体王座統一戦を控える井上尚弥、東洋太平洋王者・千葉開相手に「触れさせない」6Rスパー

[ 2022年11月24日 21:24 ]

プロボクシング・世界バンタム級4団体王座統一戦 ( 2022年12月13日    有明アリーナ )

井上尚弥(右)は千葉開とスパーリング(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 4団体王座統一に挑むWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が24日、WBO同級王者ポール・バトラー(34=英国)戦へ向け、東洋太平洋同級王者・千葉開(29=横浜光)と6ラウンドのスパーリングを行った。4、5回には数秒間、サウスポーにスイッチするシーンもあった。

 井上との一問一答は以下のとおり。

 ――千葉選手とのスパーは初めてか。

 「ドネア(フィリピン)戦前か、ディパエン(タイ)戦前で一度やっていますね。今回は月曜日(21日)と今日と今週2回。月曜も6ラウンドをやりました。千葉選手がどんなタイプかは分かっていましたね。今日のテーマは“触れさせない”。自分があえてもらうパンチや触れさせるパンチはあったとしても、千葉選手が狙いにいったパンチは1発もないと思う。今日はそのテーマどおりできたと思いますよ」

 ――以前は4ラウンドが基本でした。長めのラウンドはやはりバトラー対策か。

 「そうですね。先週は6ラウンド、6ラウンド、10ラウンドでやりましたし。田中恒成選手(畑中)の時だけ4ラウンドでしたが、走り込み合宿前も8ラウンドをやったと思います」

 ――今後のスパーリング予定は。

 「今週土曜日(26日)は(同門の)山川(健太)とやります。月曜日(28日)は体調次第でやれるならやろうとは思っていますね。明日の八重トレ(八重樫東トレーナーのフィジカルトレーニング)次第ですね(笑い)。だいたい2週間前になるとスパーリングはやっていないので、来週月曜日の28日が打ち上げになるかなと。そこから(東洋太平洋フライ級王者)桑原拓と(弟のWBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者)拓真とマスボクシングになると思います」

 ――今、気にしていることは。

 「あとは体重調整ですね。ちょっとしたこと。もうハードワークというのは、そんなにやらないと思います。あとは体調管理です」

 ――体調面で新しいことを導入していますか。

 「八重樫さんにお願いしてビタミン系とか処方してもらっていますね。アミノ酸はザバスさんにお願いしています」

 ――来年30歳を迎える。
 「まだ、30歳ですけれど、ちょっと気を使いながらやっています」

 ――トップランク社の試合PR画像の感想は。

 「かっこよくていいんじゃないですか。気持ちは上がりますね」

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2022年11月24日のニュース