JBCが規律違反行為に対する制裁規程を改定　外部識者などで構成する倫理委員会も新設へ

　日本ボクシングコミッション（JBC）は13日、JBC試合ルールに基づき、ライセンス所持者を対象とした制裁規程を改定し、新たに倫理委員会規程を定めたと公式サイトで発表した。制裁規程では、手続きに関して「重大な制裁処分は倫理委員会の諮問・答申を経て理事長が決定する」に改定。規程とは別に、JBC・日本プロボクシング協会（JPBA）以外の外部弁護士などで構成される倫理委員会を新設する。

　改正された制裁規程では「JBCルールで規定された諸規則等に違反」「JBCの指示命令に従わなかった」「ボクシング界の秩序、風紀を乱した」「刑罰法規に抵触する行為」「公式試合の結果に影響を及ぼす恐れのある不正行為に関与したと認められた」際に制裁処分を科すと規定。規律違反行為があった場合は事務局で調査し、計量オーバーなど制裁内容があらかじめ決まっている場合は理事長が決定。それ以外は倫理委に諮問し、答申を経て理事長が処分を決めるが、重大な制裁処分については理事会で承認決議の手続きを取る。