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朝倉未来 メイウェザーの「パンチ無視」で捨て身の空手戦法 25日ゴング

[ 2022年9月13日 05:00 ]

メイウェザー戦に向けて気合の入る朝倉未来(撮影・尾崎 有希)
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 総合格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)で元ボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45)とのエキシビションマッチに臨む朝倉未来(30=トライフォース赤坂)が12日、東京都内の所属ジムで公開練習を行った。

 公開したのは30秒間のミット打ちだけながら、軽快なステップから鋭いパンチを披露。終了間際には左ハイキックも繰り出したが、「気のせいです」とニヤリ。50勝無敗のレジェンドを相手に、いかに戦うかを問われると、「空手戦法ですね。どんどん(距離を)詰めていく。(パンチを)もらいながら」と作戦を明かした。

 当初は70キロ契約とされたが、体重制限なしに変更された。朝倉はスピードやスタミナ面も考慮して75キロ前後で臨む予定で、メイウェザーを上回る体格を生かしてフィジカル勝負を挑む。映像で研究を重ねたことに加え、YouTubeでコラボした元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志氏や現WBA世界ライトフライ級王者の京口紘人の助言もヒントに極真空手や総合格闘技で培った自身の強みを前面に押し出す構えだ。

 「鍵はメイウェザーのパンチを無視すること。奇麗に戦おうとすると相手の土俵になっちゃうんで。最初からどんどんいきます。どんだけ(パンチを)もらってもいいかなと思っています」

 過去に一度もKO負けはなく、打たれ強さには自信がある。朝倉の捨て身の戦法は鉄壁の防御を誇るメイウェザーに通用するのか?答えは25日に出る。

 ▽メイウェザーVS朝倉戦の主なルール
・ボクシングルールに準じたエキシビションマッチ
・3分3ラウンド制で判定決着なし
・体重制限なし
・使用グローブは両者ともに10オンスを予定
・肘打ち、蹴りは禁止。「蹴ったら罰金5億円」とも。

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