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オカダ・カズチカ 33分の死闘制し史上4人目のG1連覇 かつての弟分オスプレイの夢を打ち砕く

[ 2022年8月18日 22:31 ]

<G1クライマックス32>優勝したオカダ(撮影・島崎忠彦)
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 新日本プロレス「G1クライマックス32」は18日、東京・日本武道館で行われ、ファイナルトーナメント決勝戦は昨年の覇者オカダ・カズチカ(Aブロック1位)が33分53秒、必殺レインメーカー(短距離式ラリアット)を炸裂させ、ウィル・オスプレイ(Dブロック1位)を下し2年連続優勝を果たした。

 団体50周年の真夏の最強男決定戦は史上最多28選手が参加し、22年ぶりに4ブロック制で行われた。

 7年前の2015年、英国で初めて対戦し、その力を認め合ったオスプレイとは同じCHAOSで兄弟分の関係だったが、2年前 の裏切りで決別した因縁がある。新日本の絶対的エースのオカダに「UNITED EMPIRE」のエースとして君臨するオスプレイ。終始目まぐるしい攻防のなか、オスプレイのヒドゥンブレードなど多彩な技とタフな精神力に苦しめられながらも最後はこの日2度目のレインメーカーで終止符を打った。

 試合後には「もっとG1優勝の価値を上げていきたい」と優勝者に付与されるIWGP世界ヘビー級王座の挑戦権利証の防衛戦の無効化を示唆。来年1・4東京ドーム大会でのタイトル挑戦を決定事項とすべくアピールした。

 団体の不動のエースは6716人と空席の目立つ会場の寂しさにも心を痛め、思わず涙。「超満員になっていけないど、もっともっといろんな人にプロレスを知ってもらうため、頑張っていきます」とさらなる精進を誓った。

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