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井上尚弥 バトラーとの4団体統一戦が決定間近の見通し示す「倒す準備をしないと」

[ 2022年8月3日 05:30 ]

圧倒的な強さを見せて勝利したドネア戦のポスターの前でファイティングポーズをとる井上尚弥(撮影・木村 揚輔)
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 プロボクシングWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が2日、都内で番組収録に臨み、WBO同級王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体統一戦が決定間近との見通しを示した。来春の転向を見込むスーパーバンタム級の2人の2冠王者、ムロジョン・アフマダリエフ(27=ウズベキスタン)、スティーブン・フルトン(28=米国)についても言及した。

 井上はWOWOW「エキサイトマッチSP」(15日放送)で2回TKO勝ちした6月のノニト・ドネア(フィリピン)との再戦を振り返った。既に練習を再開。バトラーとの4団体統一戦が「決まりかけているという情報がある。バトラーの映像を見始めている」と近日中に決定する見通しを示した。12月開催を想定し、スパーリングも今月中に開始予定だ。

 足を使う技巧派のバトラーを「ムキになって倒そうとすると空回りする可能性もある」と警戒。判定でも勝てるとしながら「何か見せなきゃいけない試合にするのなら倒す準備をしないといけない」とKOへのこだわりを強調し「徐々に弱らせて中盤、後半のフィニッシュを描いています」と話した。

 4団体統一後はスーパーバンタム級に転向予定。「理想はそのまま(世界)挑戦」と来春の4階級挑戦を改めて希望した。同じく4団体統一戦が噂される王者2人のうち、WBAスーパー&IBF王者アフマダリエフを「パンチが硬そう。アマのキャリアが凄い」、WBC&WBO王者フルトンを「技術のある選手だが、気持ちが弱いというイメージもある」と表現。アフマダリエフの方が「かみ合う」としながら、階級アップについて「不安もあるが、もちろん自信もある」と言い切った。

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2022年8月3日のニュース