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高山善廣“伝説の名勝負”ドン・フライ戦から20年に感慨「とってもモハメッドでアントニオな気分だよ」

[ 2022年6月24日 17:00 ]

2002年6月23日の「PRIDE21」でドン・フライ(右)と壮絶な殴り合いを繰り広げる高山善廣
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 プロレスラーの高山善廣(55)が24日、自身のブログで、伝説の名勝負のドン・フライ戦から20年たったことを感慨とともに振り返った。

 「TAKAYAMANIAスタッフ」が代筆したブログは「もう20年かー」のタイトルで更新。「20年たっても まだあちこちで あーだこーだ言ってもらえる試合があるなんて、 とっても モハメッドでアントニオな気分だよ。俺が死んだ後で何十年経っても語り継がれるかなぁ...」と思いをつづった。

 2002年6月23日、さいたまスーパーアリーナで行われた「PRIDE21」で、35歳の高山は36歳のフライと対戦した。高山は01年5月の藤田和之戦でPRIDEデビューを飾り、これが3戦目。試合はゴングから両者が左手で互いの首をつかんで右フックを乱れ打ちする壮絶な“ど突き合い”が5分間も続き、観客はヒートアップ。最後はフライがマウントポジションを取ると上から連打を浴びせ、レフェリーストップ。激しい乱打戦は6分10秒でピリオドが打たれ、負けた高山の顔面は2倍に腫れ上がるほどだった。

 試合後、フライは「タカヤマには地獄の中からはい上がる気迫が見えた。すごい選手だ」と称賛。真っ向からぶつかり合った2人に格闘技ファンも賛辞を送り、名勝負と語り継がれるようになった。

 高山は17年のリング上でのアクシデントで頸椎完全損傷の重傷を負い、リハビリ生活を送る。21日にはフライ戦20周年を記念して製作したTシャツを着たショットがブログで公開された。

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