武尊の親友ファイターが明かす天心に敗れた直後の武尊の姿　「今以上に盛り上げてください」頭下げる場面も

THE　MATCH　2022   ○那須川天心－武尊● （ 2022年6月19日    東京ドーム ）

判定を聞く武尊（左）と那須川天心（C）THE　MATCH　2022
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　K―1ファイターの大岩龍矢（30＝SAGAMI―ONO　KREST）が22日に自身のYouTubeチャンネルを更新。19日に開催された格闘技イベント「THE　MATCH　2022」のメインでRISE世界フェザー級王者・那須川天心（TARGET/Cygames）に敗れたK―1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者・武尊（SAGAMI―ONO　KREST）の舞台裏を明かした。

　試合は那須川が1Rに左フックでダウンを奪い、武尊を判定で下して無敗のままキックボクシングラストマッチで有終の美を飾った。試合後両者は涙を流しながら抱擁した。武尊は那須川の耳元で「頑張ろうな、お互い」と伝えた。その後、リングを後にする武尊は観客から拍手とともに労いの言葉がかけられると、涙が止まらなくなった。観客へ何度も頭を下げ、最後はリングに向かって深々とお辞儀して会場を後にした。

　大岩は武尊と親友関係で今回の試合に向けても練習パートナーも含めてサポートした。武尊が敗れた現実に言葉を失い、試合後は武尊に声もかけらなかったという。その中で武尊の方から「ごめんな。本当にありがとう」と声をかけられて大岩は泣いてしまった。

　そして武尊は悔しい思いがある中で関わってくれたスタッフや関係者にお詫びと感謝をしていたと明かした。さらにこの日に関わっていた団体の代表に「今以上に盛り上げてください」と未来に向けて頭を下げていた。大岩はその風景を見て「先のことを見て、自分のことだけじゃなくて格闘技のために生きていて刺激を受けた」と語った。

　試合から数日が経ち、武尊は思った以上に前向きだとファンに報告。そして武尊は試合当日に帰宅してから那須川との試合を観て振り返っていて、大岩は「凄いな。前向きだなと思った」と語った。そして武尊はファンの人たちに「力になっていて一人じゃないと思うから感謝している」と感謝の言葉があったようだ。