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内山高志氏 天心のジャブと前後の動きを称賛!“世紀の一戦”天心VS武尊を振り返る

[ 2022年6月22日 18:53 ]

元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏
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 プロボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(42)が20日に自身のYouTubeチャンネルを更新。19日に開催された格闘技イベント「THE MATCH 2022」のメインRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)とK―1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者・武尊(SAGAMI―ONO KREST)の “世紀の一戦”を振り返った。

 試合は那須川が1Rに左フックでダウンを奪い、武尊を判定で下して無敗のままキックボクシングラストマッチで有終の美を飾って、涙を流した。元ボクシング世界王者の内山から見て試合のキーポイントは那須川のジャブだったという。「キックボクシングルールであんなに当たるとは思わなかったですね」と驚いた上でジャブと那須川の前後の動きが素晴らしかったため武尊が距離を取りづらそうに見えたと語った。

 ダウンを取った左フックについても「さすがですよね。武尊選手もタフですからダウン取るのも難しいと思うんですけどそこを取れるというのも天心選手の凄さと才能が光ったと思いましたね」と称賛した。

 武尊の敗因は得意の打ち合いに持ち込めなかったことだと振り返った。「打ち合いになると“あ!これは!”という武尊選手の持ち味が出てきていたので1Rからあの状態になれば武尊選手有利で進んだんじゃないかなと思うんですけどそれをさせない天心選手」と武尊の持ち味を消して連打させなかった那須川の凄さだと話した。

 そして「3Rは短すぎましたね。5Rで見たかったですね。あっという間でしたし、3Rだと天心選手のスピードと距離感の上手さでやれちゃった部分もあるので5Rだったら天心選手も相手の圧力を感じてスタミナも削られてまた違う結果だったかなと思います。試合が終わってのたらればなんですけどね」と5Rで両者の戦いが見たかったと語った。

 最後に「メイウェザーVSパッキャオのように国内でこういった試合ができる2人は素晴らしいと思いました。お疲れ様でした」と戦った両者を労った。

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