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魔裟斗が選ぶ武尊の名試合とは?「どんなイベントでも武尊の試合にはハズレがなくてグッと締まる」

[ 2022年5月16日 21:35 ]

魔裟斗
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 元K―1世界王者でタレントの魔裟斗(43)が16日に自身のYouTubeチャンネルを更新。K―1史上初の3階級王者で現スーパー・フェザー級王者・武尊(30=SAGAMI―ONO KREST)の「名試合3選」で語った。

 最初に選んだのは14年11月3日の新しいK―1としての旗揚げ戦で行われた大雅とのスーパーファイト。当時、Krush-58キロ王者の武尊とKrush-55キロの王者の大雅の王者対決だった。試合は3R開始早々に武尊は右バックハンドブロー一撃でKO勝利を飾った。「ここから武尊の“K―1の歴史”が始まったんじゃないかなっていう風に思うんだよね」と話し、この試合までは武尊を知らなかったという。「そこでなかなか若い55キロという軽い階級だけど面白い選手だなと思った」と振り返った。

 次に選んだのは17年4月22日に行われたビクトーサラビアとのスーパーファイト。2階級制覇を飾って迎えたこの試合。3R残り2分15秒ごろにサラビアのバックスピンキックが武尊の下腹部に当たってローブロ―になってしまう。試合が一時中断されて武尊は体の震えや嗚咽するほどダメージ深く試合続行不可能と思われたが、武尊が試合続行を望んで試合再開。最後は右ストレートからの左フックでKO勝利となった。「“これ大丈夫か?これ以上出来ないんじゃないか”」と試合が中断した時に試合がストップすると思ったという。

 「あんだけダメージもらったら普段の動きは出来ないだろうなって思ったんだけどその後パンチの連打で倒したからね」と振り返った。さらに「K―1を引っ張っていくんだっていう意識が凄いあるんで、こんな金的で試合を終わらすわけにはいかないっていうそういう責任感があったんだろうね」と武尊の責任感がこの試合の結果になったと語った。

 最後に選んだのは21年3月28日に行われたレオナ・ぺタスとのフェザー級タイトルマッチ。試合は1R終了間際に武尊が左フックでダウンを奪う。2Rに打ち合いの中でショートストレートを打ち込んでKO勝利で王者防衛した。「試合前は“もしかしたら危ないのか”っていう評判もあったけど蓋を開けてみれば武尊の強さしか光らなかったというね。凄い試合したよね」と武尊の強さしか目立たなかった試合だったと断言した。

 そして「武尊は打たれてるように見えて打たしてないからね。クリーンヒットもらってないから。一瞬、攻撃力や爆発力に目が行きがちだけど実はディフェンスも上手い。良いパンチをあまりもらわない。パンチの印象もあるけどローキックや前蹴りなどいろいろと散らすんだよね」と武尊の戦術について解説した。

 ある時から武尊のメインイベンター感が出てきたと話す。「どんなイベントでも武尊の試合にはハズレがなくて、ちゃんと武尊が出るとグッと締まるようになった」と語った。

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