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尚弥 年内4団体統一戦狙う!6・7ドネアに勝ってバトラーと実現へ

[ 2022年5月14日 05:30 ]

WBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦   WBAスーパー・IBF王者 井上尚弥《12回戦》WBC王者ノニト・ドネア ( 2022年6月7日    さいたまスーパーアリーナ )

井上尚弥(撮影・島崎忠彦)
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 WBAスーパー&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥が6月7日の統一戦でWBC同級王者ノニト・ドネアに勝てば、年内にWBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体王座統一戦に臨む可能性が高くなった。ドネアおよびバトラーが契約するプロモート会社「プロベラム」の創設者リチャード・シェーファー氏が13日までに取材に応じ、「今の目標は22年中にバンタム級の4団体統一王者を生み出すこと。(井上―ドネアの)勝者を年内にバトラーと対戦させるのがプラン」と明らかにした。

 シェーファー氏は、ドネアが19年に敗れた井上との再戦を選択した理由を「井上と同じくバンタム級の4団体統一という目標があった。4階級を制覇し多くのことを成し遂げたが、まだ4団体統一を果たしたことがなく、井上と戦う必要があった」と説明。試合2週間半前に来日予定のドネアが「心身両面で最高のコンディション」にあり、「年末までに統一路線が終わり、最後に勝ち残るのがドネアであることを願う」と話した。また、ビザの問題がクリアになれば「バトラーも日本に来て試合をリングサイドで見ることを希望している」と明かした。

 ドネア戦後のスーパーバンタム級転向も考えられた井上は12日に「4団体王座統一戦は選択肢として外していない。やれる可能性も高いと思っている。(バトラーの地元)英国に行ってもいい」とコメント。4月に暫定王座を獲得し、前王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)の王座剥奪により正規王者に昇格したバトラーも、4団体統一戦に意欲を示している。

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