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王者・中谷がV2 デビュー23連勝「くっついたり離れたり、いなすことができたかな」

[ 2022年4月10日 05:30 ]

WBO世界フライ級タイトルマッチ12回戦   〇中谷潤人 TKO8回2分20秒 山内涼太● ( 2022年4月9日    さいたまスーパーアリーナ )

1R、山内(左)に右アッパーを見舞う中谷(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 王者・中谷が8回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。挑戦者の山内を序盤から圧倒。ダウンは奪えなかったものの猛攻でレフェリーストップを呼び込み、デビューからの連勝を23に伸ばした。

 「相手がボディーを打ってくると分かっていた。くっついたり離れたり、いなすことができたかな」。5回からはあえて接近戦に挑んだ。1メートル71というフライ級では大きな武器であるリーチの長さを“生かさない”戦い方は、今後を見据えたものだった。試合後は「フライ級は少ししんどくなってきた」とWBO王者・井岡一翔(志成)やローマン・ゴンサレス(ニカラグア)ら強豪がそろうスーパーフライ級への階級アップを希望。「どの選手とやっても気持ちが引き締まる」と目を輝かせた。

 ▼浜田剛史 中谷は相手にくっついて良し、離れても良しと、ボクシングの幅が広がっていた。まだまだ技術を伸ばす時期で、より動ける体重で戦った方がいい。スーパーフライ級に上げるなら井岡と戦うのも面白いのではないか。

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2022年4月10日のニュース