×

新日本史上最多48選手による豪華トーナメント開幕!オカダ、内藤、棚橋らが2回戦に

[ 2022年3月2日 22:15 ]

マネークリップでデスペラードを失神させるオカダ・カズチカ(新日本プロレス提供)
Photo By 提供写真

 新日本プロレスの春の最強戦士決定シリーズ「NEW JAPAN CUP 2022」が2日、東京・日本武道館で開幕した。

 旗揚げ50周年を迎え、今回はジュニアへビーやヤングライオンらも加えた史上最多48選手(天山広吉、飯伏幸太は欠場)が参戦した。

 2日は1回戦8試合が行われ、メインではIWGP世界へビー級王者のオカダ・カズチカが同ジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードと対戦。序盤は相手にペースを握られたが、徐々に体格差を生かして反撃。左ひざに集中放火を浴びるも、コーナー最上段の相手に情け容赦のないドロップキックでたたき落とし流れを変える。終盤、スピードの落ちない相手のトリッキーなムーブに苦しめられるも、こん身の力で「ヌメロ・ドス」を返し、マネークリップに移行しじりじりと追い込む。25分を過ぎて目まぐるしい攻防が繰り広げられるも、最後は開脚式の墓石式脳天くい打ちからレインメーカー(短距離式ラリアット)で勝利を収めた。

 へビー級のプライド、団体エースの底力をまざまざと見せつけたオカダ。試合後にはマイクを手に取り、デスペラードの善戦を称賛し、ジュニア戦士のさらなる奮起を呼びかけた。続けて「今年のニュージャパンカップ、違うよね。チャンピオンも出るし、ジュニアへビーも出る。任せてください。チャンピオンのまま俺が優勝しないと、この50周年、盛り上がらないでしょ。というわけで、ニュージャパンカップ、俺が優勝します。ニュージャパンカップにカネの雨が降るぞ~」と優勝宣言した。バックステージでは「チャンピオンとして出て負けるまけにはいかないでしょ。特に今年はしっかりとチャンピオンとして戦っていかないといけないと思っていますから、その使命は果たしたい」と王者としての責任感を強調。2回戦は3・9後楽園大会で、またもジュニア戦士のマスター・ワトと対戦する。「ジュニアタッグのチャンピオンですから、一応チャンピオン対決になるので、ジュニアのプライドはワトにも持ってもらいたいし、へビー級代表としてつぶしていきたい」と意気込んだ。

 シングルでは8年ぶりに実現した元「NO LIMIT」対決は、正攻法を貫く高橋裕二郎の「フェイクファイト」に手を焼きながらも内藤哲也が一瞬の返し技で逆転勝利。乱入及ばす怒り心頭のEVILが直後に襲いかかるが、「EVIL」を返し会心の急所攻撃を見舞い、リングに寝転がりしてやったりのポーズ。「今の高橋裕二郎を否定するつもりはない。だって、あれが今の高橋裕二郎なんでしょ。なら自分の信じた道を突き進めばいいよ。そしてまた俺の視界に入ってくればいいかな。アミオ・パサード(昔の友人)」と内藤らしくかつての相棒にメッセージを送った。

 ▽トーナメント1回戦無制限1本

○CIMA(9分48秒 メテオラ→エビ固め)●TAKAみちのく
YOSHI―HASHI(9分45秒 カルマ→片エビ固め)●本間朋晃
○後藤洋央紀(12分37秒 後藤式)●永田裕志
○ジェフ・コブ(8分10秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド→片エビ固め)●真壁刀義
○タイチ(6分25秒 横綱式かち上げエルボー→エビ固め)●矢野通
○棚橋弘至(16分50秒 飛龍原爆固め)●YOH
○内藤哲也(18分11秒 ジャックナイフ式エビ固め)●高橋裕二郎
○オカダ・カズチカ(26分21秒 レインメーカー→片エビ固め)●エル・デスペラード

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月2日のニュース