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尚弥4年連続5度目のMVPなるか? 井岡受賞なら9年ぶり 2021年間表彰候補発表

[ 2022年1月19日 17:00 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 日本ボクシングコミッション(JBC)と東京運動記者クラブ・ボクシング分科会は19日、2021年度年間表彰の候補を発表。最優秀選手賞(MVP)候補には、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=志成)、WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)、WBO世界フライ級王者・中谷潤人(24=M.T)、WBC世界ライトフライ級王者・矢吹正道(29=緑)の4選手を選んだ。

 井岡は昨年9月にフランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(メキシコ)、12月には福永亮次(角海老宝石)をともに判定で下して防衛に成功。MVP受賞なら9年ぶり2度目となる。井上尚は6月に米ラスベガスでマイケル・ダスマリナス(フィリピン)を3回TKO、12月にアラン・ディパエン(タイ)を8回TKOで下した。MVP選出なら4年連続5度目となり、歴代最多タイに並ぶ。中谷潤は米国で初防衛に成功、矢吹は8度防衛中だった寺地拳四朗(BMB)を下したことが評価されて候補入りした。

 技能賞候補は井岡、井上尚、中谷潤にWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)を加えた4人。殊勲賞は11月に米ニューヨークでIBF世界スーパーフェザー級王座を獲得した尾川堅一(33=帝拳)、12月にWBO世界ミニマム級王座を獲得した谷口将隆(28=ワタナベ)と矢吹、WBOアジア・パシフィックスーパーバンタム級王者・井上拓真(大橋)の4人が候補となった。

 女子は7月の米ロサンゼルスで防衛に成功し、日本人女子で初めて米国での世界戦で勝利したWBA女子世界フライ級王者・藤岡奈穂子(46=竹原慎二&畑山隆則)と6月にWBO女子世界スーパーフライ級王者に返り咲いた吉田実代(33=三迫)の2人がMVP候補となっている。

 各賞は東京、関西運動記者クラブ・ボクシング分科会とボクシング専門誌の記者の投票で決定。今月28日に発表される予定。
 その他の賞の候補は以下の通り。

 ☆努力・敢闘賞:麻生興一(三迫)、野中悠樹(渥美)、古橋岳也(川崎新田)

 ☆KO賞:井上尚弥(大橋)、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)

 ☆新鋭賞:岩田翔吉(帝拳)、豊嶋亮太(帝拳)、西田凌佑(六島)、平岡アンディ(大橋)

 ☆年間最高試合賞(世界戦)
IBF・WBA世界バンタム級タイトルマッチ(6月19日)井上尚弥(大橋)vsマイケル・ダスマリナス(フィリピン)
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ(9月1日)井岡一翔(志成)vsフランシスコ・ロドリゲス・Jr(メキシコ)
WBO世界フライ級タイトルマッチ(年9月10日)中谷潤人(M.T)vsアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(9月22日)矢吹正道(緑)vs寺地拳四朗(BMB)
IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦(11月27日)尾川堅一(帝拳)vsアジンガ・フジレ(南アフリカ)
WBO世界スーパー・フライ級タイトルマッチ(年12月31日)井岡一翔(志成)vs福永亮次(角海老宝石)

 ☆同(世界戦以外)
日本スーパーバンタム級タイトルマッチ(1月22日)古橋岳也(川崎新田)vs久我勇作(ワタナベ)
日本フェザー級タイトルマッチ(2月11日)丸田陽七太(森岡)vs佐川遼(三迫) 
東洋太平洋・WBOアジア・パシフィックフェザー級王座統一戦(5月21日)清水聡(大橋)vs森武蔵(薬師寺)
ライト級12回戦(6月26日)ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)vs中谷正義(帝拳)
日本ユーススーパーフライ級王座決定戦(7月8日)中垣龍汰朗(大橋)vs花田歩夢(神拳阪神)
日本ユーススーパーライト級タイトルマッチ(7月17日)佐々木尽(八王子中屋)vs湯場海樹(ワタナベ)
日本フライ級タイトルマッチ(年7月21日)ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)vs桑原拓(大橋)
WBOアジア・パシフィックライトフライ級タイトルマッチ(7月23日)加納陸(大成)vs榮拓海(折尾)
WBOアジア・パシフィックスーパーバンタム級王座決定戦(11月11日)井上拓真(大橋)vs和気慎吾(FLARE山上)
52.5キロ契約10回戦(12月11日)田中恒成(畑中)vs石田匠(井岡)

 ☆女子年間最高試合賞
IBF女子世界アトム級タイトルマッチ(3月18日)花形冴美(花形)vs松田恵里(TEAM 10COUNT)
WBO女子世界ライトフライ級タイトルマッチ(4月4日)天海ツナミ(山木)vs緒方汐音(寝屋川石田)
東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦(6月7日)千本瑞規(ワタナベ)vs黒木優子(YuKO)
WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ(6月29日)吉田実代(三迫)vs奥田朋子(ミツキ)
WBA女子世界フライ級タイトルマッチ(7月9日)藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)vsスレム・ウルビナ(メキシコ)

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