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東京五輪開会式出演の看護師ボクサー津端ありさ「パリ五輪を目指す気持ち強くなった」

[ 2021年11月27日 16:28 ]

ボクシング全日本選手権第4日 ( 2021年11月27日    東京・墨田区総合体育館 )

<2021全日本ボクシング選手権大会>笑顔でファイティングポーズの津端ありさ(撮影・島崎忠彦)
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 東京五輪開会式に出演して注目を集めた看護師ボクサー、津端ありさ(28=ライフサポートクリニック)が取材に応じた。今大会はウエルター級で出場予定だったが、エントリーが1人だったため“認定優勝”。「誰かしらと試合がしたかった」と苦笑した。

 世界最終予選の中止で出場を逃した東京五輪はミドル級で目指したが、練習を重ね体重が落ちて適性階級が変わったことと、「あくまで国際大会で勝ちたい」と体格の面でチャンスがあると判断してウエルター級に転向した。代表に選ばれていた女子世界選手権(イスタンブール)が12月から延期となったが「延期になった分、自分がまた強くなれる」と前向きに話した。現在は心療内科に非常勤で勤務し、仕事は外来とデイケアが中心。勤務時間は午前10時~午後4時で夜勤もなくなったため、朝と夜の2部練習が可能となった。「だいぶボクシング中心の生活になってきています」とフィジカル練習を増やしたほか、ナショナルコーチの大谷栄二郎氏がいる富山での個人合宿や、大学への出稽古も行っているという。

 ダイエット目的で始めたボクシングで当初は24年パリ五輪を目指すつもりはなかったが、東京五輪の開会式に出て身近で五輪を感じ、代表で一緒に練習を積んできたフライ級の並木月海(自衛隊)やフェザー級の入江聖奈(日体大)がメダルを獲得したことで「パリまで目指していきたい気持ちは強くなりました。パリ五輪出場が目標です」と明かした。

 開会式では、コロナ対応で負担の大きい医療従事者、コロナ禍で活動ができないアスリートの両方を代表する存在として“演技”をした。迫真の表情に、クリニックの患者さんたちから「女優を目指してるの?」といじられることもあったそうだが、「ありのままの自分と重なるところがあったので、それをそのまま表現しただけ。同じ看護師の方から“凄く勇気づけられました”という言葉をもらうと、自分がやってきたことはよかったなと思います」と語った。ボクシングでの次の目標は来年3月予定の世界選手権で、同9月の杭州アジア大会も目指すという。

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2021年11月27日のニュース