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尚弥 12・14日本で2年ぶり防衛戦、IBF6位・ディパエンと 統一戦は来春先送り

[ 2021年10月23日 05:30 ]

井上尚弥(AP)
Photo By AP

 プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)が12月14日に東京でIBF世界同級6位のアラン・ディパエン(30=タイ)との防衛戦に臨むことが決まった。IBFが22日までに公式サイトで試合日程を発表した。井上が日本国内で試合を行うのは19年11月以来となる。

 4団体統一を目標に掲げる井上は6月に米ラスベガスでIBFの指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン)に3回KO勝ち。次戦で他団体王者との統一戦を希望していた。ところが、WBC王者ドネア、WBO王者カシメロともに統括団体から指名試合の指令が出され、年内の統一戦実現は難しい状況に。井上自身に「年内に何らかの形では試合をやりたい」との強い希望もあり、統一戦は来春に先送りして防衛戦を行う方向で交渉が進められ、19日には大橋秀行会長(56)が「近々に正式発表できる」と発言していた。

 ディパエンは身長1メートル62の右構えで、12勝11KO2敗と高いKO率を誇る強打の選手。現在、IBFのみのランク入りだが、試合までにWBAでもランク入りすれば、井上にとってはIBF4度目、WBA6度目の防衛戦となる。まだ、スポーツ庁などとの調整が残されているものの、モンスターが2年1カ月ぶりに国内で雄姿を披露するのは確実となった。

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2021年10月23日のニュース