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梶颯、初タイトル挑戦が3冠戦に「ビックリ」も「しっかり獲りたい」

[ 2021年10月1日 17:06 ]

<東洋太平洋&WBOアジアパシフィック&日本スーパーフライ級タイトルマッチ>前日計量をクリアした挑戦者の梶颯(帝拳ジム提供) 
Photo By 提供写真

 プロボクシングの東洋太平洋&WBOアジアパシフィック&日本スーパーフライ級タイトルマッチ(2日、後楽園ホール)の前日計量が1日、東京都内で行われ、3冠王者・福永亮次(35=角海老宝石)はリミットの52.1キロ、挑戦者の梶颯(24=帝拳)は100グラムアンダーの52.0キロでパスした。

 梶にとっては昨年10月2日以来、ちょうど1年ぶりの試合がプロ16戦目で3冠戦。計量後にオンラインで取材に応じ、「試合ができるのはうれしいけど、タイトルマッチと聞いてビックリが勝ってしまった。しかも3本なので…しっかり獲りたいと思ってます」と意気込みを語った。

 通常は2~3週間で減量するが、タイトルマッチに備えて1カ月半前から体重をセーブし、1カ月前には本格的な減量を開始した。「体重って怖いものだけど、早めに落としている安心感があって練習にも集中できた」と手応え。丸1年、試合から遠ざかったが、週3~4回、6~8ラウンドのスパーリングを消化し、「全然、実戦不足は感じていない」と言い切った。

 王者・福永については「リーチが長く、サウスポーらしい戦いをしながら、独特の間合いを持っているボクサー。左ストレートと右フックには気を付けたい」と警戒しつつ、「自分のボクシングをやれば確実に獲れる」と自信を示した。

 デビュー7年目でプロ戦績は15勝9KO無敗。今回、初のメインイベンターも務める梶は「ワクワクしている。しっかり勝って、しっかりベルトを3本巻いて“梶がチャンピオンだ”というところを見てもらいたい」と意気込みを語った。

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2021年10月1日のニュース