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“浪速のロッキー”ジュニア赤井英五郎「思い切りぶん殴る」 東日本新人王予選でプロデビュー

[ 2021年9月10日 16:34 ]

プロデビュー戦の前日計量を終え、オンライン取材に応じた赤井英五郎
Photo By スポニチ

 プロボクシング興行「第605回ダイナミックグローブ」(11日、後楽園ホール)の前日計量は10日、東京都内で行われ、東日本新人王ミドル級予選でプロデビューする赤井英五郎(26=帝拳)はリミット(72.5キロ)を300グラム下回る72.2キロ、同じくデビュー戦となる岡村弥徳(23=八王子中屋)は100グラムアンダーの72.4キロで、ともに一発でパスした。

 英五郎は“浪速のロッキー”と呼ばれた元プロボクサーで俳優の赤井英和(62)の長男。計量後にリモートで取材に応じ、「今までにないぐらい落ち着いている。緊張のなさが心配なぐらい緊張していない」と心境を明かした。アマチュア時代は東農大や帝拳ジムで練習。「とてもかわいがってもらえた」そうで、「今は帝拳ジム所属になり“僕のチームがいる”ことが気持ちの支えになっている」と自己分析した。

 小学6年から米ハワイに留学。小中学時代はラグビー、高校ではアメリカンフットボールに取り組み、ロサンゼルスのウィディア大大進学後にボクシングを始めた。ただ、キャリアのない英五郎はほとんど試合ができなかったため、日米を行き来しながら日本国内の大会に出場。18年に18年全日本社会人選手権ミドル級で優勝したが、19年の同大会で東京五輪出場の夢が絶たれ、プロ転向を決意した。

 帝拳ジムでは小山和博トレーナーの指導の下、立ち方やバランスの取り方など「初心に返り」一からボクシングを見直した。満を持してのプロデビュー戦。英五郎は「思い切り行きます。当たればKOだと思う。とにかく前に出て思い切りぶん殴るだけ」と気合を入れた。

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2021年9月10日のニュース