×

拳四朗が涙のV8!泥酔不祥事乗り越え「こんな僕を応援してくれて。ありがとうございます」

[ 2021年4月24日 17:02 ]

判定勝利で8度目の防衛を果たした寺地拳四朗は涙を流す(撮影・後藤 大輝)
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦は24日、エディオンアリーナ大阪で行われ、王者・寺地拳四朗(29=BMB)が挑戦者で同級1位の久田哲也(36=ハラダ)に判定勝ち。日本人現役世界王者最長の8度目の防衛に成功した。久田は世界戦2度目の挑戦も悲願の王座獲得は果たせなかった。

 当初、2人の対戦は昨年12月に計画されていたが、11月下旬に寺地の泥酔による不祥事が週刊誌報道で発覚して延期に。日本ボクシングコミッションから3カ月のライセンス停止処分などを受けた寺地にとっては“みそぎの一戦”だった。

 寺地は試合後さめざめと泣き、涙をぬぐいながらインタビュアーの質問に応じた。一問一答は以下の通り。

――今の気持ちを。
 「昨年は自分の不祥事で久田選手やプロモーターの山下会長、(練習拠点を置くジムの)三迫会長、たくさんの方にご迷惑、ご心配をかけてしまい、これからどうしたらいいんだろうと不安の中にいました。(勝てて)本当にうれしい。こんな僕を、それでも応援してくれて、コロナの中でもこんなにたくさん(会場に)来てくれて、本当にうれしい。ありがとうございます」

――1年4カ月ぶりの試合だった?
 「不安の中で…自信はあったけど、凄く不安もあった。変わらずに支えてくれる方がたくさんいて僕は恵まれている。ボクシングを続けられてうれしい。(不祥事で)本当に迷惑をかけて、どうしようもないことだけど、少しでも恩返しできたら。これからどんどん勝っていくので、応援してくれたら僕は幸せです。ありがとうございます」

――今後について?
 「これから、もっとチャンピオンらしく、もっと強くなりたい。まだまだ強くなれると思っているので。ボクシングをもっと大好きになって、強い姿を見せられるようにトレーニングしていきます。ぜひ応援してください」

続きを表示

この記事のフォト

2021年4月24日のニュース