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山下正人会長は「無観客でもやります」 緊急事態宣言発令迫る中で24日に大阪でプロボクシング世界戦

[ 2021年4月22日 13:12 ]

<WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ>あいさつする真正ジム・山下会長(左)
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(24日、エディオンアリーナ大阪)の調印式が22日、大阪市内であり、興行を主催する真正プロモーションの山下正人会長(58)は予定通りの実施へ強い意欲を示した。冒頭のあいさつで「緊急事態宣言でどういう判断がなされるのか分かりませんが、エディオンアリーナ大阪が閉館にならない限り、興行を行います。(会場が)閉まるとなれば仕方がありませんが、無観客でもやります」などと語った。

 大阪では新型コロナウイルス感染者が急増し、医療体制が逼迫しており、大阪府は緊急事態宣言の発令を政府に要請。政府は再発令の方針を固め、休業要請の対象施設や期間など具体的措置について対象の自治体と詰めの協議に入っている。吉村知事はスポーツイベントについて「原則、中止、延期をすべきだと思う」との考えを示している。宣言の適用期間に今週末が含まれれば、2日後に迫った世界戦の開催は危うくなる。

 ジム会長らで組織する西日本ボクシング協会の会長も務める山下氏はコロナ下でも感染防止策に万全を期し、興行を実施してきた。「(業界で作成した)ガイドラインを順守して問題なくやれている」と実績を強調した上で「頑張ってきた選手のためにも試合をやらないわけにはいかない。無観客でもやります。予定通りの興行となることを願っています」と話した。

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2021年4月22日のニュース