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京口紘人「申し訳ない気持ち」 コロナ感染による世界戦中止を謝罪

[ 2020年11月14日 15:37 ]

オンラインで会見し、世界戦が中止になったことを謝罪した京口紘人
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(26=ワタナベ)が14日、渡辺均会長、深町信治マネジャーとともにオンラインで記者会見を行い、自身の新型コロナウイルス感染で世界戦が中止となったことを謝罪した。

 冒頭、渡辺会長はスポーツ庁や大阪府、スポンサーなど関係各所へ「深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今後は増加傾向にある新型コロナ対策を最重要課題としてジム経営に取り組む」と宣言した。京口は「出てしまったことは仕方ないとけど、たくさんの人たちご迷惑をかけてしまったと思うし、対戦相手にも申し訳ない気持ちです。すみません」と胸中を吐露した。

 京口は今月3日にインテックス大阪でタノンサック・シムシー(タイ)と3度目の防衛戦を行う予定だったが、試合前日のPCR検査で陽性が判明して中止に。その日のうちに大阪市内の隔離用ホテルに移動し、12日まで過ごした。

 京口は「3日間ぐらいは落ち込んだ」そうだが、家族や友人、仲間など周囲から多くの励ましもあり、気持ちを切り替えた。5日目ぐらいからは「いつ試合が決まってもいいように体を動かしていた。やれることをやっていた」と説明。隔離期間中も症状は出ず、週明けにはジムワークを再開する予定という。

 京口自身はチャンスを奪う形になってしまったタノンサックと改めて対戦したい意向だが、渡辺会長は「年内にやるべきという意見もあるが、コロナが急増している中で、開催してはいけないという意見もある」とし、今後は日本ボクシングコミッションや日本プロボクシング協会の意見も踏まえて開催時期などを慎重に検討する。

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2020年11月14日のニュース