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井上尚弥の父・真吾トレーナーに聞く モロニ―戦へ「やり残したことない」「油断なければ怖いところない」

[ 2020年10月30日 22:15 ]

試合会場のリングを確認する井上尚弥(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦の公式会見が29日(日本時間30日)、米ラスベガスのMGMグランドで行われた。会見後には統一王者・井上尚弥(27=大橋)の父である真吾トレーナー(49)が取材に応じ、井上の仕上がりに太鼓判を押した。

 【真吾トレーナーに聞く】

 ―今回の舞台は
 「自分の息子と思って客観的に見ると、すごいところに来たんだなというのは感じますけど、試合に関してはどの試合も一緒なので、それに挑んでやってきて、それがたまたま、ここだったっていう。まあ、すごいことかなとは思いますけど」

 ―モロニーについて
 「世界レベルの、トップレベルの技術テクニックは持っていると思うので、そこは油断していないんで。結局、尚弥がしっかり崩していって、いなして、自分のペースにしっかり持っていって良い流れをつくれるのかな」

 ―仕上がりは
 「毎試合、毎試合完璧にいつも仕上がって試合に挑んでいて、今回もやり残したことは一つもない。あとは尚弥が何をやってくれるか、何を見せてくれるか、本当にそれが楽しみです」

 ―バブル環境は
 「こういうステージに来たのかなというのは感じますね。アメリカで試合するってなかなかないことじゃないですか。自分なんかもWOWOWを見ていても、ようやくアジアからパッキャオが出たよっていうところを見ていたのが、まさか自分たちがそこにきているっていう不思議な感覚もありますけど、やれることをやってきた段階でここに来ているので、はい」

 ―相手は左ボディーが得意と言っていたが、警戒するパンチは?
 「警戒するパンチは全部そうなんですけど、ただ尚がステップワークとか、そういう距離で、なかなか尚になかなかいいパンチを当てることはできないと思うんですよ。だから、油断さえしなければ、まともないいタイミングでさえパンチをもらわなければ、そんなに怖いところはないとは思うので、そこだけかな」

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2020年10月30日のニュース