元日本スーパーフライ級王者の石田匠、11・23再起戦へ順調「試合できることに喜び」

[ 2020年10月29日 18:55 ]

11月23日に再起戦に臨む石田匠
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 ボクシングの元日本スーパーフライ級王者・石田匠(28=井岡)が11月23日のバンタム級8回戦での再起へ向け、順調に調整を進めている。29日、所属ジムで改めて意気込みを語った。

 「スパーリングも含めて順調です。コロナ禍もあって約1年ぶりの試合になりますが、気持ちも体も、なまっていません。コロナ禍で大変な状況でも試合ができる喜びを感じ、(開催に尽力した)関係者に感謝しています」

 昨年末に地元大阪で臨んだIBF世界スーパーフライ級挑戦者決定戦は12回判定1―2でイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)に敗れ、世界再挑戦の機会を逃した。その後すぐに練習再開したものの、今春はコロナ禍の影響を受けた。ステイホームが推奨された時期に約1カ月間ジム閉鎖。「気持ちを切り替えてランニング中心にしたり、筋トレしたり。それまで、ほぼ毎日ジムワークだったので逆に新鮮な気持ちで取り組めました」。1日で12~13キロ走った日もあり、スタミナや下半身強化に努めた。

 ようやく再起戦が決まり、ジムワークにも身が入る。相手の石井渡士也(19=REBOOT IBA)は花咲徳栄高時代の2018年に総体ライト級準優勝。昨年4月に6回戦でプロデビューし、3戦目に決定戦で日本バンタム級ユース王座を獲得した有望株だ。ここまで3勝2KO、右構え。試合当日には29歳となる石田より10歳若い。その印象について「若くて勢いがあると思う。でも自分のボクシングをするだけ」。定評がある速く、鋭いジャブで相手の勢いを止め、主導権を握る構えだ。

 バンタム級(リミット53・5キロ)での試合は昨年4月の定常育郎(T&T)戦以来となる。「前回、バンタムでやった時は内容が全然でした。自分に合う階級なのか判断できなかった。今回、手応えがあれば(井岡一法)会長と相談します」。再起戦の内容次第でスーパーフライ級(52・1キロ)と両にらみで世界再挑戦の機会を探る可能性もある。

 バンタム級と言えばWBA&IBF統一王者の井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)に米国で防衛戦に臨む。「試合はもちろん見ます。ただ、今の自分に何か言えることはありません。向こう(井上)がだいぶ先に行っているので。ボクはまず世界を獲らないと」。自身の足元を見つめ、目の前の再起戦に集中している。「世界にいくために、こんなところで負けていられません」。激しくサンドバッグを叩き、乾いた音をジム内に響かせた。

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