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モロニー、大番狂わせ予告!尚弥の“かませ犬”上等「世界を驚かせたい」オッズ8・5倍で闘志

[ 2020年10月28日 05:30 ]

WBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ   統一王者 井上尚弥 《12回戦》 WBA2位・IBF4位 ジェーソン・モロニー ( 2020年10月31日    米ラスベガスMGMグランド )

インスタグラムに井上尚弥戦のイラストを投稿したモロニー(本人インスタグラムから)
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 2団体統一王者・井上尚弥に挑戦するモロニーは26日(日本時間27日)、米トップランク社が主催するオンライン記者会見に臨み、モンスター狩りに自信を示した。下馬評では挑戦者が圧倒的に不利とみられているが、モロニーは心身両面で万全の準備が整ったことを強調。大番狂わせを予告した。

 “かませ犬”上等だ!リモートで行われた会見で自身のオッズ(賭け率)が低いことを指摘されたモロニーは「アンダードッグ(かませ犬)の立ち位置は大好き」と意に介さず、「人々が間違っていたと証明するのも大好き。世界を驚かせたい」と続けた。

 パディパワー社が1・071倍を設定するなど、ブックメーカー各社が井上勝利に1・1倍を下回るオッズをつけたのに対し、モロニー勝利は同社が8・5倍をつけるなど圧倒的な差がついている。それでも「それがモチベーション、闘志になる」と強調。「彼に勝つために何をすべきか分かっているし、試合でそれを証明する。準備はできている」と言い放った。

 ラスベガスには5人のスパーリングパートナーを同行し、井上の動きを模倣してもらいながら調整してきた。「付け入る隙はある」と攻略に自信を示し、「(試合の)土曜の夜は私の人生で最高の夜になると信じている」と胸を張った。

 トップランク社のボブ・アラムCEOは「井上が相手でも番狂わせを起こすチャンスがある。だから、この試合を組んだ」と期待。来月14日には双子の弟・アンドリューが一度は失ったWBA世界スーパーフライ級王座に再挑戦する。モロニーは「3週間後には2人合わせて4つの世界タイトル(リング誌ベルト含む)を持ち、オーストラリア行きの飛行機に乗る」と宣言した。 

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