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井上尚弥、オッズも“MONSTER”1・071倍 WBO王者カシメロも圧勝予想

[ 2020年10月24日 05:30 ]

WBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ   統一王者 井上尚弥 《12回戦》 WBA2位・IBF4位 ジェーソン・モロニー ( 2020年10月31日    米ラスベガスMGMグランド )

大橋秀行会長(左)と合流した井上尚弥(写真提供:大橋ジム)
Photo By 提供写真

 米上陸を果たしたモンスターの評価が上昇中だ。WBSSを制し、既に世界的評価を得ている井上は、米ボクシング専門誌「ザ・リング」とスポーツ専門局「ESPS」の両方でパウンド・フォー・パウンドのトップ3入りするなど“世界最強”が近づいている。

 モロニー戦の各ブックメーカーのオッズにも圧倒的な差が表れている。23日時点でパディパワー社は井上勝利に1・071倍のオッズを設定。1000円を賭けても利益はわずか71円という人気ぶり。モロニー勝利は8・5倍で、引き分けは26倍。ウィリアムヒル社も井上勝利に1・08倍、Bet365社も1・083倍と、いずれもオッズは限りなく1倍に近い数字だ。

 ライバルも井上の勝利を確信している。フィリピン地元メディアは、4月に井上と3団体統一戦を行う予定だったWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が井上の圧勝を予想したと報道。カシメロは「モロニーが井上を倒す、いかなる兆候も見られない。モロニーは間違いなくノックアウトされるだろう」と指摘。「井上の手をわずらわせるほどの価値もない簡単な試合になる」と強調した。

 ラスベガス滞在中の井上は契約するトップランク社の施設でジムワークを継続している。父の真吾トレーナーは大橋ジムを通じて現状を報告。すでに時差ボケも解消し、睡眠もしっかり取れているという。乾燥した気候やコロナ禍で外出が制限されていることにも「観光で来ているわけではない。問題ない」と一蹴。「試合が近くなって、かなりいいスイッチが入っています」と仕上がりに太鼓判を押した。

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