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全日本新人王の森且貴 9カ月ぶり試合に闘志「勝ちに撤したい」

[ 2020年9月15日 17:27 ]

<ライトフライ級6回戦>前日計量をクリアした森且貴(左)と内田勇気(大橋ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング興行「第73回フェニックスバトル」(16日、後楽園ホール)の前日計量が15日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。昨年の全日本ミニマム級新人王の森且貴(20=大橋)はライトフライ級6回戦で内田勇気(27=KG大和)と対戦する。計量をリミットの48.9キロでパスした森はオンラインで取材に応じ、「しっかり6ラウンド戦い、勝ちに徹したい」と必勝を誓った。

 昨年12月に全日本新人王となり、日本ランク入り。キャリアを積んでいく時期にコロナ禍で9カ月も試合ができなかったが、森は「早く試合がしたい気持ちはあったけど、この状況を受け入れるしかないと思って今できることをやってきた。休みもしっかりとれた」と前向きに捉えている。

 支えとなったのは今月1日に引退を表明した元世界3階級制覇王者・八重樫東さんの存在だった。「あーしろこーしろとか言わないタイプの人だけど、ずっと背中で見せてくれた。見せてもらったものは大きいので、自分が感じてボクシングに生かさなきゃと思いました」

 6戦6勝のホープにとって今回が初の6回戦。「ずっと全力で戦うことはできないので、スピードの速い遅いだったり、パンチの強弱だったり組み立てが大事になると思っているので緩急をつけてやりたい」と戦いを思い描いていた。

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2020年9月15日のニュース