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江幡塁、親友・三浦春馬さんにささぐ初勝利「どんなにつらくてもリングでメッセージを送る」

[ 2020年8月10日 05:30 ]

RIZIN.22 ( 2020年8月9日    神奈川・ぴあアリーナMM )

<RIZIN 22>植山(右)にパンチを見舞う江幡(C)RIZIN FF
Photo By 提供写真

 WKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(29=伊原道場)が復帰戦でRIZIN初勝利を挙げた。シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・植山征紀(24=龍生塾ファントム道場)から3Rにダウンを奪い、3―0で判定勝ち。江幡と双子の兄・睦は、7月18日に30歳で亡くなった俳優の三浦春馬さんと小学校時代からの幼なじみで、悲しみを乗り越えて結果を出した。

 江幡が右眉上、植山が左まぶたから流血した打撃戦。3Rのカウンターが勝利の決定打となった。江幡はリング上でファン、関係者への感謝の言葉を述べた後、「親友が亡くなりました。目の前が見えないくらいつらくて」と三浦さんについて言及した。

 昨年大みそかの那須川天心戦では、三浦さんと双子の兄・睦と3人で入場した。その親友が亡くなったことで1週間近くも練習を休まざるを得なかった。親友のためにできることは何か。たどり着いた結論は自らが輝き続けることだった。「僕の生きざまはリングでしか見せられない。どんなにつらくてもリングでメッセージを送る」。気持ちを前面に出した戦いでつかんだRIZIN2戦目での初勝利。三浦さんへの何よりの手向けになった。

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